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語り継ぎたい・・・「すし処 さっぽろ」

 セミの合唱が激しく、家の壁にも張り付くように

なりました。

秋近し。

夏休みのお盆期間中、北海道(札幌~旭川~小樽)を満喫、

友人知人との再会に忙しい日々でした。

故郷、札幌なので帰省です。

そこで、思いもよらない悲報を、親から聞かされることに。

私が、毎年、帰省のときは、親にすがって食べさせてもらっていた

お寿司屋さんのご主人が、急逝してしまったのです。

 お店の名前は「すし処さっぽろ」。

ここのお店の素晴らしさを、偶然去年の9月、このブログに

書いていました。

ネタの数々を写真入りで紹介していたので、

ぜひ読んで、ご主人の握った、見惚れてしまうほど美しく、

どれだけ美味しいの!?手を伸ばしたくなるようなお寿司を、

知っていただけると

幸いです。↓↓↓

 http://fp-senjya.blog.so-net.ne.jp/2014-09-05

 そして、またまた偶然にも!

今回初めて会った親戚の人が、この「すし処 さっぽろ」で

1年ちょっと修行していたという事実が・・・

興奮状態で、いろいろお話をききました。

ご主人は、とにかく仕入れの仕方がハンパない。

あんな仕入れができるのは、「すし処 さっぽろ」だけとまで

豪語していました。

① マグロは、青森~積丹沖の大間水揚げ。

切り身ではなく、マグロ1本購入。

東京銀座で、同じものを食べると1貫 7000円だそうです。

② すべて天然もののネタ。生きたままお店に入ってくる。

ボタンエビ、シマエビ、うに、ほっき、イカ・・・すべて生きたまま仕入れて

すぐお客さんの前に出すなんて芸当は、他では考えられない。

(漁師さんとの契約だから出来ること)

③ のり。巻物などに使うのりの高級度がハンパない。

値段でいうと、1枚80円。

どんな高級なお店でも、1枚40円程度のはず。

④ お客さまに出す食器はすべて、それぞれ違うデザイン。

しかもこだわりすぎのセレクト。

1枚20万円のお皿、ときいて、アルバイトのお姉さんが

ビビってなかなか扱えなかったそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 などなど話は尽きません。

梅干しも、相当のこだわりで、青森の農家さんから

直接仕入れていたそうです。

とうぜん、一粒相当なお値段。私の親戚の男性は、

お客様が残していった梅干しを、こっそりパクッとやっていたそうです。

・・・・・・・ ああ、また小話をしてしまった。

ほんと、尽きないなぁ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ところで、私がこの「すし処 さっぽろ」に通うようになったのは

その、群を抜いたお味、魚の仕入れ先、釣り方、がすごいから、

というだけではありません。

おじさん(あえて、呼ばせていただきます)が、本当に

北海道の自然を愛してやまない人だったから、という

理由も大きいんです。

 以下、以前も書いたかもしれません。

おじさんの愛すべき北海道という素晴らしい土地が

「試される大地」というキャッチフレーズを、つけられたんです。

しかも、他の土地に住んでいる方から。

「なぜだ。 なぜ、北海道の良さを知らない、他の土地の人間に

こんな見下されたような烙印をおされなくちゃいけないんだ。」

そんな思いのこもったお話を、カウンターでききました。

おじさんの言うことは、ごもっともで、私も以前から同じ気持ち。

意気投合。

 「< でっかいどうー、北海道 > これでいいんだ。

明るく元気にいけば、それでいいんだ。」

二人で、このような結論に達し、笑い合った思い出があります。

正直、おじさんは、にこやかで優しさあふれる雰囲気の人では、

ありません。

どちらかといえば、気難しい人。

だけど、一旦、うちとけたら、抑揚のないさらりとした口調で

ダジャレを連発。お話もとまらない。

だから、こちらも、

なんとなく食べにきました~[るんるん]

ではなく、「本日の魚介類の生い立ちを、しっかり聴きながら

ご提案の食べ方通り、ご賞味させていただきます。」

そんなキリりとした姿勢で、おじさんが握るお寿司と対峙していました。

そうでなければ、受け止めきれない、理解できない味だったんです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

おじさんは、私の親戚の男性が、お店をやめる時、

カウンター真向かいに、彼を座らせ、無言でお寿司を

握りはじめたそうです。

フルコースでお寿司を並べた後、「これが、ウチの味だ」

一言残して、彼を送りだしてくれたとか。

 おじさんは、今年の6月、65歳という若さで亡くなりました。

きっと、とんでもない濃さで、生(せい)を使ったんだと思います。

本当にお疲れ様でした。

どなたか、おじさんの生涯を書いてくださる関係者の方が

いらっしゃると幸いです。

(「すし処 さっぽろ」残念ながら閉店となりました。)

 最後に・・・

去年の9月、これまた偶然、ウチの父がおじさんの

雄姿を写真におさめていたので、ここに載せますね。

おじさんの好きだった、青森~積丹の海とともに。

山口さん、本当にありがとうございました。

最高、最強、唯一無二の握り寿司の数々、忘れません。

ご主人.jpg

 ブルー2.jpg

積丹の突端 神威岬

1ブルー.jpg

3ブルー.jpg

 積丹から、津軽海峡大間沖合をのぞむ。

ぶるー4.jpg

 様々な顔をもつ「積丹ブルー」が永遠でありますように・・・。


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コメント 2

岡本

お寿司おいしそうですね~!
次に札幌に行ったらすし処さっぽろ絶対行きます!
積丹ブルー最高に綺麗ですね。
水が冷たそうですが、綺麗そうなので潜ってみたいです~
by 岡本 (2015-08-20 20:12) 

神原智己ラジオパーソナリティ

>岡本さん。大切なことを書き忘れていました。閉店しちゃったんです(;;)岡本さんのコメントを読んで、ハッと気づき、書き足しました。
ダイバーですか?ウニをとったりできたら、最高に楽しいでしょうね!
by 神原智己ラジオパーソナリティ (2015-08-20 21:08) 

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